甲状腺機能亢進症は症状が重症化する前に治療をはじめることで、治療期間も短くでき、早めに症状を緩和させることができます。できるだけ早めに病院を受診することが重要になってきます。

しかし更年期障害と症状が似ているため、なかなか気づかずに過ごしてしまう方もいらっしゃいます。

その場合、いくら更年期障害の治療をしても症状はよくなりません。更年期障害の治療を続けていていても、体のだるさがとれない、体重が減少して行く、などの場合は甲状腺の異常を疑い、病院で診断してもらうようにしましょう。

どちらにもあらわれる代表的な症状は、体のだるさ、疲れやすい、イライラするなどの精神的症状、汗をかく、のぼせるなどの症状があります。

こういった症状が出た更年期の年代の女性でしたら、やはりまず疑うのが更年期障害でしょう。2つの病気の違いをはっきりと自分で自覚することは難しいですが、更年期障害の場合は手などのふるえの症状がでることは少ないです。

両手を伸ばしてみて、ふるえがある場合は甲状腺機能亢進症の場合があります。

更年期障害は閉経が原因で起こる場合が多いです。中には閉経前におこる、若年性の更年期障害もありますが、いずれの場合も女性ホルモンのバランスが崩れてしまうことが原因になっています。

甲状腺機能亢進症は甲状腺ホルモンの異常分泌が原因です。異常に分泌されてしまった甲状腺ホルモンの影響で体の各機能が正常に働いていないことから、さまざまな症状があらわれます。それぞれ原因が違うことから治療法も違います。

どちらの症状もとてもよく似ているため勘違いをしてしまう場合があります。しかし2つの病気の治療法は全く違うため、きちんとした治療をしなければ根本的に解決することはできません。

しかし病気の存在を知っていればその病気を疑い、早く気づける結果につながります。更年期の年代である場合、とくに病気に対する知識をもつことはとても重要です。更年期障害の症状がでたとしても、甲状腺の病気の可能性があることは知っておきましょう。