主な治療法は3種類

甲状腺機能亢進症の治療として現在行われている治療法は主に3種類あります。

・薬での治療
・放射線治療
・手術

以上の3種類です。その人の症状の進み具合や医師の判断により、それぞれの治療法が行われます。手術をすればすぐに治るのではないか?とも考えられますが、悪い部分を切除するような病気の治療とは違うため、手術をすれば誰もが良くなる、といった病気ではありません。

もちろん手術により劇的によくなる場合もあるようですが、それも個人個人、症状により違いがあります。医師と良く相談をした上で適切な治療を行うことが大切です。

投薬治療

症状により違いはありますが、多くの患者さんが投薬による治療を行うことになります。投薬により数値がどのように変わるのかをみるために、はじめは投薬治療からはじめる場合が多いようです。薬により過剰に分泌されている甲状腺ホルモンをコントロールするのが目的です。投薬治療により数値が安定し、そのまま治療が終了する方もいらっしゃいます。

投薬治療は長く続けなければいけない場合が多いです。中には副作用などで薬が合わない方もいらっしゃいます。その場合は他の治療法を探す必要があります。

放射線治療

定期的に通院し、放射線ヨードを利用して治療する方法です。放射線ヨードはカプセルに入っていますので、それを服用することで治療を行います。投薬治療よりも結果が早くでる人が多く、治療期間が短くすみます。

しかしこの治療により亢進症ではなく低下症になってしまう人もいるので、治療を受けるためには適切な判断が必要です。

手術による治療

投薬治療であまり結果がでない、副作用が強い場合や甲状腺の腫れが大きい人は、手術治療を行う場合があります。手術により肥大化した甲状腺を一部を残して切除します。

再発を防ぐために全摘出される場合もあります。手術により症状が安定する方が多いですが、やはり中には再発してしまう場合もあります。摘出などにより甲状腺機能が低下してしまうため、投薬を続ける必要がある方もいます。

手術のためには、喉元を切開する必要があるために手術跡が残ります。女性の場合、首元に手術跡が残ることは悩ましく、手術を躊躇してしまう方も少なくありません。